銀行は1年間に12億円積んでも、たった1万円の利息しか払ってくれない
日本人は皆、損をしている
「みなさん、預金には利息がほとんどつかない」ということはご存知だと思います。昨今は銀行の定期預金の金利が何と0.01%。100万円を1年間預けても利息はわずか100円です。
ATMの時間外手数料未満ですね。アベノミクスで目標とされている「物価2%上昇」が実現したら、実質的に損をしていることになります。
日本は長らく金融緩和の状態が続いたので感覚が麻痺しているのですが、本来「(リスクを負っている分)貸したお金は増えるもの」というのが金融の常識です。利息がつかなければわざわざ貸し倒れるかもしれないのに誰も貸しません。
かつて預金の金利が5%以上ついた時代もあったので、そうした時代には預金が安心な運用手段になっていました。しかしながら今の金融機関は実質的に「貸金庫業」になっているようなものだと理解しないと、非常にもったいないことになります。
不要不急の資金はいますぐ銀行やゆうちょの口座から引き出し、運用に出す事をオススメします。
今の銀行は金庫業!?
ところでみなさんは、金融機関の収益構造をご存知ですか?
- 低い利率で、預金を集める(預金者からお金を借りて)
- 集めた預金を、より長い期間の融資、投資として貸し出す(お金が必要な人や企業に貸す)
- 貸し出せない分は、債券などに投資をして利益を得る。それを借り入れた人に還元する。
「預金者からお金を借りて」というところがミソです。皆さんは銀行にお金を「預けている」のではなく、実態としては「貸している(債権者)」なのです。銀行は皆さんから集めたお金を運用(誰かに貸したり、何かを買ったり)して、その利益で生きてきているのです。
預金金利を下げるということは、「うまく運用ができないから、仕入れ値を下げさせてね」ということをおおっぴらに言っているに他なりません。
本来お金を必要としている人たち(銀行にとっての運用先)は沢山あるにもかかわらず、安全なところにしか貸さない銀行は、「運用先がない」と言い張るのです。銀行は見限って、皆さんの大切なお金を貸すなら他のところに貸しましょう。
いつまでも資産運用と向き合うのを先送りにしてはいけない
「資産運用?なんだか難しそう」「資産運用?面倒なんだよね」という言葉をとてもよく耳にします。生まれてこの方「銀行へ預けて置けば安全」という教育を受けてきたのですから無理はありません。実は既に皆さんは、最悪のパフォーマンスしか出せない運用を既に喜んでやっていたのです。
皆さんは、仮に小中学生が、「学校の勉強?面倒なんだよね」と言っているのを聞いたらどう思うでしょうか。私が感じているやるせなさをお分かり頂けましたでしょうか。
迷っている暇があるのであれば、今すぐ行動に移しましょう。自分の資産を守り、育てる事ができるのは自分自身だけです。
ちなみに私は、昨年投資信託を購入して放置している100万円が既に120万円超になっています。昨年度は運用環境が良かったといえばそれまでですが、それほど誰がやっても儲かるマーケットですら、「銀行への貸出し」の利回りは良くないということを覚えておいて下さい。
そうは言っても何からやればいいの?という人におすすめの運用方法
>>「仮想通貨で投資資金が倍」は単なる幸運?少額からでもできる着実な資産運用を考える。では、
投資初心者がやってみるべき基礎的な投資の種類について解説しています。筆者がオススメなのは、とにもかくにも2つ。NISAと確定拠出年金です。
「聞いたことはあるけどよく分からない」という方は、興味を持った今がチャンスかもしれません。
通販で衣服を買ったり、メルカリで欲しいものを落札するくらいのテンションでできるものが多いので、臆せずチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
また、地方移住してスモールビジネスをはじめてからは、事業や商品に投資することのリターンの高さや面白さについても気づけたので、金融投資だけではなく、自分自身に投資してみたり、事業を立ち上げてみることもおすすめです。
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